観賞魚の飼い方(準備編)

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―我が家の金魚(オランダ獅子頭)―

観賞魚を飼うには、まず準備が必要です。
生体と水槽と器具を同時に買ってぶっつけ本番で飼い始める方が多いと思いますが、
それは絶対に避けてください。

なぜなら観賞魚が飼える環境づくりができていないからです。
観賞魚は人工的な水槽という狭いところで飼うことになります、
その水槽の中の環境を整えていないと、観賞魚が弱って病気をしたりしやすいからです。

私たち人間は空気を吸って生活しています、空気が汚れていたら病気になりますね。
観賞魚は水中でえら呼吸をして生活します、水が汚れていたら病気になりますので、
観賞魚を飼うには、まず水作りから行います。

基本的に準備する順番を箇条書きに書きます。
1、水槽(45cm~60cm水槽が妥当)、ヒーター、濾過装置、エアーポンプ、濾過材、ウールマット、バケツ2つくらい、水質試験紙類、
  砂利(使わない場合もある)、水の吸い出しポンプ(しゅぽしゅぽみたいなもの)、水槽の掃除用具、水槽台、水槽マット等
2、砂利をきれいに洗います。水道水で洗った場合は2日~5日ほど天日干しします。
  ※水道水のカルキ(塩素)を飛ばす為です。
3、濾過装置の濾過器、濾過材、ウールマットをカルキを飛ばした水(中和剤で中和した水で軽く洗います)
4、水槽台を組み立てて設置する場所を決めます。
  ※コケが生えやすくなりますので、直射日光を避けられる場所がいいと思います。
5、水槽台に水槽マットを敷きます。
  ※水槽台が水平でない場合や中央部が凹んでたり少し歪があると水槽に水を張った際にマットを敷いていないと割れる事がありますので必要です。
  ※水槽マットが手に入らない場合はホームセンター等で売っているウレタンマットを代用できます、
   水槽のサイズより少し大きめのものを買ってカッターナイフ等でサイズ調整します。
6、水槽を仮置きして水槽台とのバランスを確認して位置決めします。
  ※水槽に水を張ると重くて動かせなくなりますので空の状態で位置決めします。
7、水槽に砂利を敷きます。
8、濾過装置に濾過材やウールマットをセットして、ヒーター(必要な場合)などの器具を設置します。
  ※この時コンセントは繋がない。
  ※活性炭がセットに付いている場合がありますが、私流では使いません。
9、砂利の上にサランラップ等を敷いてからカルキ抜きをした水を入れていきます。
  ※サランラップを敷くのは水を入れ始めた際、砂利が舞い上がり水が濁りますのでそれを防止するためです。
10、水が張り終わると、濾過装置等のコンセントを刺して試運転します。
  ※濾過装置が動き出すと濾過器に水が上がっていき水槽に水が落ちて循環を開始します。
11、水が循環でき、水漏れ等がないか点検します。
12、水漏れ等なければそのまま約1ヶ月間、器具の汚れや砂の汚れ等の灰汁抜きをする為に循環させます。
  ※3日に1回水槽の約1/3の水換えを行い灰汁抜きを完了させます。
13、1ヶ月経ってポリ容器(約18リットルの新品)とバケツとスコップ(園芸用)を持って川に出かけます。
  ※姫路だと夢前川がお奨めd(^^)
14、できるだけ大きな川でダムのない川を選び、中流より上流で澄んだ川の水をポリ容器に汲みます。
  ※湧き水などの飲料水になっている水汲み場の水は鉱物などが水に含まれている可能性があるのでやめた方がいい。
15、次に持ってきたスコップ1,2杯分の川の砂利をバケツに取ります。
  ※できるだけ目の荒いつぶの大きい砂利(直径約5~10mmくらい)を持ち帰ります。
  ※この時、ヒルや寄生生物などを点検して持って帰らないように気をつけてください。
   川の流れのある淵の浅いところの砂利を浅く剥ぎ取るような感じで取ると変なものが付いてこない。
16、水槽から約半分水を抜き、持ち帰った水を入れて数日循環させます。
  ※余った水はポリ容器のまま直射日光の当たらない涼しい場所(できれば室内)に置いておきます。
17、川から持ち帰った砂利を生ゴミコーナー用の水きり網等(みかんの網でもいい)に入れて濾過槽に入れます。
  ※川の水にも濾過バクテリアが含まれているが、砂利に自然界最強のバクテリアが住んでいるので小さな水槽なら一気に立ち上がります。
18、エアーポンプで水槽内に空気を送り、数日(約3~5日間)水の状態をみて、残りの水を換水してください。
  ※水が白く濁っていてもそのまま循環させて3日毎に少しずつ水道水をカルキ抜きして換水していきます。
19、白濁がなくなったら水が安定してきています(最初の立ち上げから約2ヶ月が過ぎてると思います。)ので、
  試験紙で水質検査して、亜硝酸、硝酸濃度が検出されないか少し反応する程度ならOK。
  その後、海老やテストフィッシュ(飼いたい魚ではない安価なもの)などを数匹投入して様子をみます。
  ※この時、後に飼おうとしている魚との相性もあるので、ペットショップ等で相談して買うといいでしょう。
20、テスト用に投入した生体が病気になったり、死んだりした際は水質が悪い可能性があるので、
  大幅な換水を行って13からやり直すか、水道水をカルキ抜きして換水し続け試験紙等で検査しながら再立ち上げします。
  生体が死なずに水が明らかにピカピカになったら成功です。
  飼いたい魚を飼ってきて投入しましょう。
  水草等をレイアウトしたい方は魚の投入より前に植えてから魚を投入するといいでしょう。

準備編は水作りの基本です。
水作りは水の浄化サイクルを行う肉眼では見えない微生物を飼うことから始めます。
微生物による水の浄化サイクルが出来上がるときれいな水で健康でのびのびと魚は暮らせます。

魚が投入されると糞尿からアンモニアが発生します、アンモニアは生体に非常に毒なのでこれを分解してくれるバクテリアが沢山居ることで水がきれいな状態を保ってくれます。
メンテナンス編でも触れますが、アンモニアの浄化分解の順序を書いておきます。
アンモニア→亜硝酸→硝酸と分解されていきます。
アンモニアと亜硝酸が検知される水槽はとても危険な状態です、フィルターの汚れや底砂の汚れを掃除してあげてください。
また、硝酸は微量では無害ですが、溜まり続けるとやはり毒なので取り除く必要があります。
硝酸を取り除く方法は水換えです、一気に水換えを行うとせっかく増えたバクテリアが減ってしまいますので通常は1/3くらいずつ水換えします。
定期的に行うことで硝酸を減らしていく事ができますので、できるだけ1/3くらいで定期的に継続して水換えをしてください。
参照:熱帯魚飼育の基礎知識

お疲れさまでした~

次回はメンテナンス編を書きたいと思います。

ではでは(^^)/

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